宮尾「勝つことが第一」

　新たなステージを目指して。宮尾綾香(大橋)は、WBA女子世界ライトミニマム級王者として真価が問われる戦いに臨む。
　24日、後楽園ホールで迎えるV2戦のリング、前王者・安藤麻里(フュチュール)を挑戦者に迎え撃ち、宮尾は「世界王者の証」を守り抜き、女王として存在感を見せつけることができるのか…。

■WBA女子世界Lミニマム級タイトルマッチ10回戦
王者・宮尾 綾香(大橋)VS挑戦者・安藤 麻里(フュチュール)
■日時:6月24日(月)
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:大橋ジムTEL.045-314-1994

WBA女子世界Lミニマム級王者
宮尾 綾香(大橋)
■2度目の防衛戦に向けて意気込みをお願いします。
宮尾　今回、特に新しいことをするよりも、ボクサーとしての底上げができました。それは、私の持ち味である足を使ったボクシングを見直し、ジャブやバランスを再確認すること。新しい宮尾綾香が完成しつつありますね(笑)。

■挑戦者・安藤選手には1度勝っていますが、気持ち的な優位は感じていますか。
宮尾　去年の9月にタイトルを奪っている相手なので、逆にプレッシャーがありますよ。安藤選手はリベンジの気持ちが強いし、相当の覚悟を持って乗り込んでくでしょう。その分、私は臆病なので慎重に戦えます。安藤戦に自信が無いわけではなく、ただ負けることが怖い…。

■挑戦者・安藤選手はタイトル奪還に向け、気合いが入っているでしょうね。
宮尾　意気込んでくる分、私としてはそこを冷静に捌けたらいい。相手の土俵で戦うよりも、自分のボクシングで勝つことが第一だと考えています。

■2度目の防衛戦、ベルトを守る自信はありますか。 宮尾　世界チャンピオンが最初の目標だったが、ここで勝たないと次につながらない。安藤選手を倒して、新たな目標に進みます。負けることは100%考えられないし、勝つのは私です。言霊(コトダマ)じゃないが、口に出したことは実現できると思っているし、そうしてここまできましたから。

■挑戦者・安藤選手にメッセージをお願いします。
宮尾　6月24日、私は負けません!!正々堂々と戦い、最後に勝つのは宮尾綾香です。

■最後にファンへメッセージをお願いします。
宮尾　ファンが湧いてくれる試合をします。負けるつもりはありませんし、勝って2度目のタイトル防衛をしますので、応援ヨロシクお願いします。

「ボクモバの目」
　宮尾は「負けるのことが怖い…」と語ったが、敗北の怖さをしるからこそ謙虚に戦うことができる。
　最強挑戦者との再戦、宮尾綾香は世界王者として逞しくなった姿でリングに上がる。