安藤「最後は私が勝つ」

　運命のリングで再び。安藤麻里(フュチュール)は昨年9月、地元・大阪で宮尾綾香(大橋)と激突するが、判定で惜敗、WBA女子世界ライトミニマム級王座から陥落した。
　屈辱の敗戦から9ヶ月、再起を果たし安藤はリベンジのチャンスを掴んだ。敵地である後楽園ホールに乗り込み、宮尾へのリベンジに燃える。

■WBA女子世界Lミニマム級タイトルマッチ10回戦
王者・宮尾 綾香(大橋)VS挑戦者・安藤 麻里(フュチュール)
■日時:6月24日(月)
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:フュチュールジムTEL.075-254-1908

WBA女子世界Lミニマム級4位
安藤 麻里(フュチュール)
■昨年9月の世界王座陥落となった宮尾戦を振り返って下さい。
安藤　あの試合は、私の引き出しがあまりにも少なすぎた。ラウンドが進むにつ連れて焦ってしまい、宮尾選手の足に対応できず、それで最後までズルズルいってしまった。

■再戦が決まるまでの9ヶ月、どんな思いできましたか。
安藤　引退を考えたことはありませんでした。ですが今年2月の復帰戦、モチベーションを上げるのに時間が必要だった。ですが復帰戦に勝利し、私が世界タイトルを獲った後楽園ホールで、再び宮尾選手と戦えることに「運命」を感じています。

■宮尾選手との再戦、タイトル奪還の自信はありますか。
安藤　前回の戦いで学んだことを活かせると思う。厳しい戦いになると思いますが、最後は私が勝ちますから。宮尾選手に勝つ自信は100パーセントです!!

■王者・宮尾選手にメッセージをお願いします。
安藤　得意のフットワークを使っても、私は対応できる引き出しは用意しています。宮尾選手、当日は正々堂々と打ち合いましょう。

■改めて、宮尾戦に向けて意気込みをお願いします。
安藤　敵地である関東に乗り込む形になりますが、6月24日は圧倒的に安藤麻里が勝ったといえる試合をします。そして、世界のベルトを獲り返すだけです。

■最後に安藤ファンにメッセージをお願いします。
安藤　ここまで諦めないでよかったと思える試合をしたい。そして観ている人たちが熱くなれる戦いをしますので、応援お願いします。

「ボクモバの目」
　前王者・安藤は、前回の防衛戦の敗戦を「引き出しの少なさ」が要因と明かした。
　6月24日、王座陥落の悔しさを糧とし、安藤麻里はタイトル奪還に万全を期し、関西から決戦の地に臨む。