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[試合結果]2013.6.16

ガルシアVSロペス

 ミゲール・ガルシア(25=米)対ファン・マヌエル・ロペス(29=プエルトリコ)のWBO世界フェザー級タイトルマッチは15日(日本時間16日)、米国テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われた。
ゴングを待つ両者
○ミゲール・ガルシア(米)
4R1分35秒TKO
×ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)
2Rにロペスがダウン
 前日の計量で2ポンド超過の失態を犯し戦わずして王座を失ったガルシアに対し、ロペス陣営は15万ドル(約1425万円)の罰金をもらうことで試合に合意した。勝てば王座も手に入るという状況に変わりはなく、報酬が格段にアップしただけ得をしたという見方もあったが、必ずしもそうとはいえない。最後で無理な減量をしなかった分、ガルシアには余力があるともいえたからだ。当日計量はガルシアが14ポンド(約6.3キロ)上昇して142ポンド(約64.4キロ)、ロペスは137.5ポンド(約62.3キロ)だった。
最後はガルシアの左フック
 5600人を超すファンで埋まった会場で始まった試合は、早々からガルシアが主導権を握ることになった。スピードに乗った左ジャブでサウスポーの元2階級制覇王者をコントロール。2Rには右ストレートで先制のダウンを奪って圧倒的優位に立った。3Rに入るとガルシアはさらにペースを上げ、徐々にロペスを追い込んでいく。返り咲きを狙う元王者も黙っていたわけではなく、折々でパワフルな左を伸ばしたが、戦況を引っくり返すことができないまま時間が過ぎていった。
ロペス2度目のダウン
こうして4R、ガルシアはロペスの顔面に左フックをヒット、2度目のダウンを奪った。背中からキャンバスに落ちたロペスはなんとか立ち上がったが、ダメージは甚大だった。足下が定まらず大きくふらついた。これを見たレフェリーが試合をストップした。
計量失格のガルシアが勝利
前日に王座を失ったガルシアは、今後はフェザー級に留まるかスーパーフェザー級に上げるか、遠からず結論を出すことになりそうだ。32戦全勝(27KO)。2年2ヵ月ぶりの返り咲きを阻まれたロペスは36戦33勝(30KO)3敗。

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