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[記者会見]2013.6.13

佐藤の下した決断は

 今年5月3日、敵地・タイ国で、WBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(協栄)は3度目の防衛戦に臨むが、挑戦者シーサケット・ソー・ルンビサイの前に8回1分23秒TKOで敗れ王座から陥落した。
 シーサケット戦から約1ヶ月が過ぎた6月10日、佐藤は所属する協栄ジムで会見を開き、今後の進退について明らかにした。
多くの報道陣を集めた
 グレーのスーツ姿で現れた佐藤は、神妙な面持ちで会見の席に着き、重い口を開いた。「今日はなにを喋ろうか悩みました…。タイで負けて帰国し、3日間ほど悔しくて眠 れなかった。でもこれからの人生を考え、自分の導きだした結論は、引退させて頂きます。金平会長から"責任感でボクシングをしなくていいんだ"といってもらい、楽にな れました」とグローブを吊るすことを表明した。
洋太とやれて楽しかった
 続けて佐藤は「協栄ジムに入門して10年、新井先生には感謝している。僕のわがままを聞き、本気で意見をいってくれる存在でした。金平会長も怖い人だと思ったが、優しくて大きな人だった。世界を2回防衛したくらいでは、恩を返せないですが…。これから協栄ジムに何ができるか考えたい。僕はずっと協栄ジムの人間ですから」と新井史郎トレーナー・金平桂一郎会長、そして協栄ジムに感謝の弁となった。
協栄ジムに感謝
 佐藤のコメントを受け、金平会長は「私としては佐藤に感謝しかない。世界タイトルを獲り1年2ヶ月、本当に楽しかった。ここまで期待に応えてくれた佐藤洋太に、ありがとうと言いたい」と語れば、新井トレーナーも「本音をいえば、もう少し続けてほしかった…。ボクシングは命懸けのスポーツですから、佐藤の意見を尊重したい。佐藤と歩んできた10年は楽しかった」と2人は佐藤との10年を振り返った。
涙はなく最後まで笑顔
 改めて、報道陣から引退を決意した一番の理由を尋ねられ佐藤は「本心をいえば、納得してしまった。僕は劣等感の強い人間で、世界を獲り、防衛もし、昨年の大晦日に赤穂選手に勝ったことで満足してしまった。そして期待も大きくなり、違和感・危機感を感じ、それが自分の想定を越えていた」と想像以上の重圧があったコメント。
 そしてウェイトについても「こだわってきたスーパーフライ級に落とせなくなった。バンタム級に転向という気持ちにもなれなく、心の中で完結していました」と階級に対する葛藤があったことも明かした。
引退式のスパーは受けると赤穂
 会見が終わり、報道陣に金平会長が「近いうちに、佐藤洋太の引退式をやります」との発言に、佐藤は「できるならばスパーリングをやりたい。赤穂選手が復帰戦後に、僕と試合をしたいと話していた。僕の引退式は、赤穂選手とガチなスパーをお願いしたい」とライバルとの最後の対戦を熱望した。
 佐藤から、パートナーの指名を受けた赤穂亮(横浜光)は「佐藤選手はやっぱり引退ですか…。僕でよければ、佐藤選手の引退式に華を添えましょう。公開スパーリング、受けて立ちますよ」とボクシングモバイルに語ってくれた。
 引退会見ながら、佐藤洋太はまだまだ話題を振りまいてくれた。そして引退式では、ライバル対決最終章が実現するのか期待したい。 

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