大沢への処分軽減を要請

　全日本プロボクシング協会(JPBA)は25日に都内で総会を開き、今年4月から西日本協会会長に就任(任期3年)し、JPBA副会長を兼任する井岡弘樹会長(44)が今回初めて参加した。
　発表事項としては、日本ボクシングコミッション(JBC)から1年間のライセンス停止を受けている、元OPBFフェザー級王者・大沢宏晋(大星)の処分軽減をJBCに要請することを決めた。

　JPBA大橋秀行協会長は、「1年といえど、ライセンス停止は選手生命の短いボクサーにとって非常に重い処分。大沢もすでに十分すぎる罰を受けた」と述べ、大橋協会長の署名でJBCに嘆願書を提出するとした。
　大沢は昨年12月、韓国でWBOアジアパシフィックフェザー級暫定タイトル戦を行ったが、これは日本がWBO正式加盟前であり、JBCにはノンタイトル戦と虚偽の報告をしていた。これが発覚し、事態を重くみたJBCは倫理規定に照らし合わせ、大沢のOPBFタイトルの剥奪と1月22日付けで1年間のライセンス停止処分を下した。