八重樫の指名挑戦者は?

○エドガル・ソーサ(メキシコ)
　12R判定(3対0)
●ジョバンニ・セグラ(メキシコ)

　ソーサは昨春に指名挑戦者決定戦を制しているが、今年に入ってから元世界ライトフライ級王者ウリセス・ソリス(メキシコ)戦、そして今回のセグラ戦とリスクの高い相手を選んで試合をしている。こうした試合を重ねたことで、2階級制覇への準備は万端ということになるのだろう。
　試合は接戦だった。好スタートを切ったのはライトフライ級で10度の防衛実績を持つソーサだった。足と左で試合を支配、ポイントを奪って優位に立った。スイッチヒッターの元ライトフライ級WBA&WBO王者セグラは、中盤に追い上げ戦況を五分に近いところまで押し戻した。しかし、9Rにローブローで減点されたことが響いた。採点は115対112、116対112、114対113だった。八重樫への指名挑戦権をキープしたソーサは、同時にWBCシルバー王座の防衛も果たした。56戦49勝(29KO)7敗。敗れたセグラは33戦29勝(25KO)3敗1分。
　前座には元世界フェザー級王者の息子アレハンドロ・ゴンサレス・ジュニア(メキシコ)が登場。バンタム級8回戦でサウスポーのノエ・マルチネス(メキシコ)に2R1分5秒KO勝ちを収めた。ゴンサレスは21戦19勝(13KO)2分。3連敗のマルチネスは17戦12勝(5KO)5敗。