内山がナイキのイベントに登場

　今月6日に7度目の防衛に成功したWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)が11日、東京・六本木ヒルズで行われた、ナイキが展開する裸足感覚シューズ「ナイキ フリー」のイベント「NIKE GUNYARI BATTLE」に登場した。

　イベントは、自由自在に曲がるナイキフリー『ぐにゃりと変える』をキャッチフレーズに、六本木ヒルズアリーナに巨大なターンテーブルを設置し、マラソンランナーの為末大氏をはじめとする各界のアスリートと日本を代表するDJによる、ランニングと音楽を融合したもの。

　今月1日に日本人プロボクサーとして初めてナイキとスポンサー契約を結んだ内山は、トークショーのスペシャルゲストとして登場。「素足に近いので、これで走ると足や指の筋力アップにつながる」と普段からランニングで履いているというナイキフリーをアピールしていた。

　イベント後、取材に応じた内山は「楽しかった。ナイキのような一流企業に呼ばれ、嬉しいし誇らしい。これからもナイキの名に恥じぬような試合をしたい」と今回の参加を喜んでいた。

　また先日、WBAが同団体のHP上で内山にスーパーベルトを贈る意向があると発表したことについて「ニュースを見て驚いた。光栄なのでもらえるものならもらいたい」とするも、一部報道で『スーパー王者昇格か?』と伝えられたことについては「統一戦を考えれば正規王者のままがいい。スーパー王者には興味がない」と一蹴した。

　来週からロードワークを再開するという内山は、試合後に痛みがあった右拳も精密検査を受けた結果特に異常は見られず、痛みが引けば1ヶ月後には右を使った練習を始める予定だ。