東洋王者、続々防衛!!

　ライトフライ級では、3月29日に王者・和田峯幸生(筑豊)が現在1位の家住勝彦(レイスポーツ)との防衛戦が予定されていたが、防衛戦5日前に王者・和田峯の交通事故が発覚し、直前に試合が中止になる事態となった。東洋王座の返上か、暫定王座を設けるのか、現在、和田峯VS家住戦の再開催は予定されていない状況である。果たして和田峯の王座の行方は…。
　今月2日には、5大タイトルマッチと銘打たれ、東洋太平洋3階級による防衛戦が開催された。フライ級は、王者・大久保雅史(青木)が同級14位ユーチー・ケリーボーイ(タイ)を7回TKOで倒しV3防衛に成功。スーパーフライ級では、WBA世界同級5位・河野公平(ワタナベ)と、東洋同級1位ダニエル・フェレーラス(比)が王座決定戦を戦い、河野が判定3-0で再び東洋王座を戴冠した。スーパーフェザー級では、王者・内山高志(ワタナベ)が世界ランク上位のWBC同級6位トーン・ポー・チョクチャイ(タイ)を5回TKOで破り王座V4に成功。内山は世界の扉に手を掛けた。
　フェザー級では、16日に王者・細野悟(大橋)が同級12位フェルナンド・オティク(比)を挑戦者に向かえ、2度目の防衛戦を戦う。オティクは10勝(8KO)4敗のハードパンチャー。果たして細野は如何にオティクを攻略するのか…。
　スーパーウエルター級では、王者・飛天かずひこ(新日本木村)が6月20日に同級1位・日本王者・野中悠樹(尼崎)と3度目の防衛戦を行う。両者は同王座決定戦で対戦し、この時は飛天が判定で同級王座を戴冠。因縁の再戦となる今回、勝者は果たして…。
　ミドル級では、佐藤幸治(帝拳)が世界挑戦に伴い同王座を返上。現在空位となっている王座は、近日中に王座決定戦が組まれるであろう。2位に日本王者の鈴木哲也(進光)、4位に鈴木典史(ピストン堀口)がランクされているが、果たして日本人選手が王座決定戦に出場出来るのか注目したい。
　スーパーミドル級では、王者・清田祐三(フラッシュ赤羽)が先月13日に同級9位・李在明(韓国)を挑戦者に迎え撃ち2度目の防衛戦を戦った。李は9勝7KOと無敗の挑戦者だったが、清田が2回TKOで李を撃破し、見事王座V2に成功した。