SL級ウォーズの行方

　この4人はゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)と契約を交わしており、対戦には何の支障もない。現在の予定では5月18日にピーターソンとマティセが141ポンド(約63.9キロ)契約のノンタイトル12回戦を行うことになっている。さらに、その勝者が9月7日にガルシアと対戦する方向でプランが進行している。その先に待ち構えているのがカーンだ。予定ではピーターソン、マティセ、ガルシアの最終勝者が12月7日にカーンと対戦するというのがGBPの青写真だ。しかし、カーンはウェルター級に上げてIBF王者デボン・アレクサンダー(米)に挑戦する可能性もあり、一部プランは流動的となっている。
　そのウェルター級でも6月22日にWBA王者ポール・マリナッジ(米)対エイドリアン・ブローナー(米)という興味深いカードが決まっている。今週末に行われるフロイド・メイウェザー(米)対ロバート・ゲレロ(米)と併せ、すべてGBPが主催するイベントである。もちろん前出の選手たちはGBP契約下の選手である。年内でスーパーライト級ウォーズが終結し、来年はウェルター級ウォーズに突入する可能性が高くなってきた。