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22日、後楽園ホールで開催された「EXCITE BOXING」のメインイベント終了後、元日本ライト級王者・嶋田雄大(ヨネクラ)の引退式が執り行われた。
1997年6月24日のプロデビューから16年、嶋田雄大は世界チャンピオンという夢を追い求めてきたが、遂に現役生活にピリオドを打った。
1997年6月24日のプロデビューから16年、嶋田雄大は世界チャンピオンという夢を追い求めてきたが、遂に現役生活にピリオドを打った。
荒川から勇姿のパネルが
嶋田は08年6月、WBA世界スーパーフェザー級王者エドウィン・バレロ(帝拳)に、09年7月には敵地ナミビアでWBA世界ライト級王者パウルス・モーゼス(ナミビア)に挑むもタイトル奪取は叶わず、3度目の世界戦を信じ戦い続けてきた。しかし昨年12月、荒川仁人(八王子中屋)が保持する東洋太平洋ライト級王座にアタックするが6回TKOで黒星を喫し、グローブを吊るすことを決意した。
記念品も授与
引退式では、師であるヨネクラジム・米倉健司会長から「嶋田はよく頑張った。私も指導者として尊敬できる、真面目なボクサーでした。現役時代の精神的な支えがあれば、きっと日本一になれる。ファンの皆さん、長い間、嶋田に声援を送って頂き本当にありがとうございました」と嶋田に激励の言葉が送られた。
今後は指導者として
上下白のスーツで引退式に臨んだ嶋田はマイクを手にし「15歳のとき、マイク・タイソンをテレビで観て世界チャンピオンになろうと思い25年、いまここに立っています。世界チャンピオンにはなれませんでしたが、本気で生きてきました。その誇りを抱き、これからは自分のジムを持ちたいと考えています。皆様の熱き声援があり、ここまで来ることができました。一人一人の方々に感謝申し上げます。本日を持ちまして、嶋田雄大は引退します」と駆けつけた多くのファンにラストメッセージとなり、テンカウトゴングで16年間戦い続けたリングを後にした。
ボクシングに感謝
今後、嶋田雄大は指導者として第二のボクシング人生をスタートさせる。嶋田イズムを継承した若きボクサー達が、後楽園ホールのリングで活躍する日が楽しみである。
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