ロシア人ボクサーB級受験!!

　24日、後楽園ホールで実施されたB級プロテストに、ロシア人のアマチュアボクサーがクルーザー級で受験。プロテストのパートナーには東洋太平洋スーパーミドル級王者・清田祐三(フラッシュ赤羽)が務め、豪華なプロテストとなった。

　クルーザー級・B級プロテストを受験したのは、白井具志堅ジム所属のエキモフ・セルゲイ。ロシア・ハバロフスク出身の23歳で、ロシアアマチュアボクシング界で活躍、120戦100勝(70KO)20敗の実績を誇るボクサーである。パートナーとなった清田とは、V2防衛戦前に具志堅会長からセルゲイを紹介。スパーを数回行った経緯から今回、パートナーを務める運びとなった。
　テスト後、東洋王者・清田は「セルゲイ君は強いですよ!!あの距離は厄介ですね」とコメント。具志堅会長は「プロテストが受かったらプロデビューは7月22日かな。クルーザー級で戦わせる。やっぱり同じロシア人だからサーシャと似てるね」とセルゲイのデビュープランを語った。
　顔はともかく、ボクシングスタイルはロシア人ボクサーの先輩、東洋太平洋バンタム級王者サーシャ・バクティン(沖縄W)と非常に近く、ロングレンジから左ジャブで距離を保ち、右ストレートをコンパクトに打ち込むスタイルは、まさに重量級のサーシャと言った感じであった。
　翌25日、エキモフ・セルゲイは無事、B級プロテストに合格。これにより7月22日のプロデビューが濃厚となった。今後、日本重量級戦線にロシア旋風が巻き起こる!!