東洋タイトル戦続々と!!

　ミニマム級では、王者・黒木健孝(ヤマグチ土浦)が先月27日に金田淳一朗(白井具志堅)を挑戦者に迎え撃ち初防衛戦を行うも、3Rに偶然のバッティングで金田が負傷。両者不完全燃焼のドロー裁定となった。
　ライトフライ級では王者・和田峯幸生(筑豊)が、先月29日に家住勝彦(レイスポーツ)を地元福岡で迎え撃ち初防衛戦を行う予定であったが、王者・和田峯が交通事故に遭い、タイトルマッチ4日前に中止となる事態に。果たして和田峯は王座を返上するのか?暫定王座決定戦が行われるのか?OPBFの判断が待たれる。
　フライ級・スーパーフライ級・スーパーフェザー級は、5月2日に3階級揃ってタイトルマッチが行われる。まず、フライ級王者・大久保雅史(青木)が来月2日に同級14位ユーチー・ケリーボーイ(タイ)を挑戦者に、3度目の防衛戦を行う。スーパーフライ級では、王者・冨山浩之介(ワタナベ)がWBA世界スーパーフライ級王者・名城信男(六島)挑戦の為に王座を返上。これにより、前王者・河野公平(ワタナベ)と同級1位ダニエル・フェレーラス(フィリピン)との間で王座決定戦が行われる。スーパーフェザー級では、王者・内山高志(ワタナベ)が4度目の防衛戦として、WBC世界同級8位トーン・ポー・チョクチャイ(タイ)と防衛戦が決定。5月2日は、大久保・河野・内山の3選手にとっては世界を見据える上で負けられない戦いとなる。
　フェザー級は、王者・細野悟(大橋)が対戦相手は現在未定であるが来月16日にV2防衛戦が決定している。

　ライト級は先月29日、石井一太郎(横浜光)が返上し、空位となった王座を前王者ランディ・スイコ(フィリピン)と長嶋建吾(18古河)が王座決定戦を争い、長嶋建吾が判定で勝利。スーパーフェザーに続き東洋2階級を制覇した長嶋は、再び世界へのステップを駆け上がるのか…。
　スーパーウエルター級では、王者・飛天かずひこ(新日本木村)が6月20日に同級1位・野中悠樹(尼崎)を挑戦者にV3防衛戦を行う。飛天・野中の両者は王座決定戦で対戦し、飛天が同王座を奪取した。
　ミドル級では、佐藤幸治(帝拳)がWBA世界ミドル級王者フェリックス・シュトルム(ドイツ)への挑戦が決定し、同王座を返上。果たして同王座決定戦はいつ行われ、日本人ランカーは出場するのか?
　スーパーミドル級では、昨年10月に正規王者ウエイン・パーカーJr(豪)を2RKOで下し、暫定を取り去り、真王者となった清田祐三(フラッシュ赤羽)が今月13日、同級9位・李在明(韓国)を挑戦者に迎え撃ち、V2防衛戦を戦う。
　今後も各階級の日本人王者達の活躍に期待したい!!