F級挑戦者決定戦

○エドガル・ソーサ(メキシコ)
　2回2分12秒KO
●ウリセス・ソリス(メキシコ)

　すでにソーサはWBCの指名挑戦権を持ってはいるが、あえてリスクを冒してまでソリスとの試合に臨んだ。ルーキー時代のこととはいえソーサはソリスに判定で2敗を喫しており、その雪辱を果たすという目的があったのだ。13対9のオッズでソリス有利とみられた試合だが、2回に衝撃的な結末が訪れた。ソーサの左フックを浴びたソリスが背中からキャンバスに崩れ落ちたのだ。ダメージの深いソリスはレフェリーのカウントが進んでも立ち上がることができなかった。
　WBCシルバー王座を防衛するとともに、あらためて五十嵐への挑戦権をアピールした33歳のソーサは55戦48勝(29KO)7敗。31歳のソリスは41戦35勝(22KO)3敗3分。
　前座では元世界フェザー級王者アレハンドロ・ゴンサレスの息子、ゴンサレス・ジュニア(メキシコ)がアレクサンデル・アコスタ(メキシコ)に4回KO勝ちを収めている。試合前日に20歳になったばかりのゴンサレスは2月16日にも2回KO勝ちを収めており、3週間で2勝をあげたことになる。20戦18勝(12KO)2分。アコスタは11戦1勝(1KO)8敗2分。