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[試合後会見]2013.3.9

和毅、不満爆発

 昨年4月にWBA世界バンタム級タイトル戦で、チャンピオンで亀田兄弟の長男・興毅(亀田)に挑み判定(3-0)で敗れたノルディー・マナカネ(インドネシア)と亀田三男・和毅が9日、横浜文化体育館で行われた第9回東日本大震災チャリティーマッチで拳を交わした。
 この日は、チャリティーオークションも開催され、長男の興毅がリングに登場した。興毅は今回の弟二人の世界前哨戦について「大毅・和毅共に良い仕上がり。特に、和毅が良い。今日2人に勝ってもらって、4/7の自分の試合も完璧に勝ちたい。熱い応援を宜しくお願いします」と挨拶した。オークションでは、亀田3兄弟それぞれにゆかりのあるグッズが出品され、和毅の練習用グローブが4万円、大毅のヘッドギアが3万5千円、興毅の油絵「赤富士」に至っては16万円で競り落とされた。この売上金は日本赤十字社に寄付され、東日本大震災の復興資金になる。
興毅を苦しめたマナカネをKO!
 試合が決まったのは6R、スピードで優った和毅がマナカネをロープ際に追い込むとボディを打ち込みノックアウト勝利した。
 試合後にドクターチェックを終えたマナカネは「ボディが効いただけ」と苦笑いを浮かべ「興毅の方が経験も豊富で強かった」と自身が対戦した亀田兄弟の印象を語った。
ノルディー・マナカネ
 試合後に会見を開いた和毅は「自分のボクシングが出来たので良かった。相手が小さいので、リード効かせてガードが上がったところにボディを狙った。今まではバラバラだったのが、上下バランス良く打てる様になった。体の使い方が分かってきたので、流れる様にパンチが打てるし、自信がついた。次はもっと良い試合ができると思う、ボクシングが楽しくなってる」と充実ぶりをアピールした。
世界戦新ルールに納得いかない
 しかし、話が自身の世界挑戦に及ぶと「いつでも準備OKだし、チャンピオンなら誰とでもやりたい」と語る一方で、世界挑戦者資格の改定に関しては「今、世界ランク3位なのに日本タイトルを取らないといけないルールが分からない。メキシコで数々のタイトルを取ったし、4団体でも一桁の順位に入ってる。今から日本チャンピオンになる気はないし、今までやってきた事が無意味になるこのルールは納得いかない」とメキシコのリングを主戦場にキャリアを積んできた和毅は、不満を爆発。日本ボクシング界の国際化に一石を投じた。
兄・大毅も快勝!

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