リーゼントは見納め

　3月10日に4度目の防衛戦に挑む東洋太平洋級王者の小國以載(VADY)が7日、神戸市内にあるスーパースポーツゼビオ(改装中のハーバーランド店)にて会見を開いた。小國は同スポーツ用品店で、18日より働くことが決まっている。

■東洋太平洋Sバンタム級タイトルマッチ10回戦
王者・小國以載(VADY)VS挑戦者・和氣慎吾(古口)
■日時:3月10日(日) 試合開始:13時00分
■会場:神戸サンボーホール
■お問合せ:VADYジムTEL.078-643-0777 古口ジムTEL.03-5995-3337

　4度目を迎える防衛戦に関し「今まで格上の相手と防衛戦をさせていただいたんですが、今回はランキングが下の相手だけれども内容が問われる試合。次につながる試合をしなければならないので、プレッシャーはあります」とやや緊張した様子で現在の心境を語ると「今回、新たにオリックスの鈴木選手にトレーニングを教えてもらい、肩の稼働率を重点的に練習しました。サウスポー対策として、この練習が伸びるパンチとして生かされればいいと思っています」と左対策にも自信を見せた。

　「井岡ジムの井岡一法プロモーターから井岡一翔と宮崎亮(共に井岡ジム)と小國の同級生三人で世界トリプル世界戦が出来ればいい、と声をかけてもらった」とサプライズプランも明かしたが「うれしいけど、5月は厳しいですね(笑)」と3月10日の防衛戦の重要さを強調した。
　最後に「和氣選手は前半動きがいいので、後半いけるときにKOを狙います。8回ぐらいがベストですかね。あのリーゼントは、見納めでしょう」と目を輝かせた。