李、世界奪還への一歩

　元WBA世界スーパーバンタム級王者の李冽理(横浜光)は19日、明日開催される東洋太平洋フェザー級王座決定戦の前日計量のため、都内にあるJBC事務局内にある計量会場に姿を見せた。対戦相手は、フィリピン国内同級王者のシリロ・エスピノ(30)。

■東洋太平洋フェザー級王座決定12回戦
李 冽理(横浜光)VSシリロ・エスピノ(比国)
■会場:後楽園ホール
■日時:2月20日(水)
■お問合せ:横浜光ジムTEL.045-584-7661

■前日計量の結果
・李冽理(横浜光):57.1Kg
・シリロ・エスピノ(比):57.0�s
　無事計量を終えた李は計量会場で見た対戦相手のエスピノ選手の印象として「前評判どおり小さかったが、上半身はしっかりしていたのでパンチ力はあると思う」と話すと「明日、リングに上がってみないとわからないが、問題なく調整は出来た」と落ち着いた表情を見せると「後がない、とも考えられるが、明日の試合は一番のチャンスになるので、世界につなげたい」と世界王座奪還へ静かな闘志を燃やすと「明日は集大成のボクシングにしたい」と目を輝かせた。

　一方の対戦相手エスピノ選手は「李選手の試合は対下田(帝拳)戦など7,8試合見て研究してきた」と李対策に自信を見せると「コンディションつくりもうまくいった」と静かに話し、トレーナーのジュン・ガンデザ氏も「勝てると思う」と表情を変えずに明日の対戦に自信を見せた。
　世界王座返り咲きを目指す李と強豪ぞろいのフィリピン国内王者の一騎打ち―。さあ、強いのはどっち?