カーンの相手選び難航

　11年12月にレイモント・ピーターソン(米)に判定負け、昨年7月にはダニー・ガルシア(米)に4回TKO負けと連敗を喫したカーンだが、12月にはカルロス・モリナ(メキシコ/米)を10回終了TKOで下して復帰。この4月20日には再起第2戦が計画されている。しかし、現時点では場所が米国か英国か定まらず、また相手も候補はいるものの絞り切れていない状況と伝えられる。ネックになっているのは体重で、年内にもガルシアに雪辱したいカーンは140ポンド(約63.5キロ=スーパーライト級リミット)にこだわりを見せている。候補のホセシート・ロペス(米)は145ポンドならばOKとの姿勢だが、この5ポンドが埋められないままになっている。このほか元世界王者のウンベルト・ソト(メキシコ)やビャチェスラフ・センチェンコ(ウクライナ)らも候補としてリストアップされている。