大阪から盛り上げよう

　六島ジム所属の元世界チャンピオン・名城信男、向井寛史、鈴木哲也の3選手が12日、それぞれが世界ランカーを迎えて、4月7日に大阪市内にある住吉区民センターで、試合を行うことを発表した。

■名城信男vsヨドチャンチャイ・ナコンルアンプロモーション(タイ)
※ヨドチャンチャイ戦績:22戦19勝(16KO)2敗1NC/WBC世界バンタム級14位
名城:すごくいい相手を決めていただいたので、三人全員で勝って面白い試合をします。 魅せられるように頑張ります。

■向井寛史vsマーク・アンソニー・ヘラルド(比)
※ヘラルド戦績:33戦26勝(11KO)4敗3分/WBO世界Sフライ級2位
向井:対戦相手は、WBO世界ランキング2位なので、誰もが強いと思っている相手。勝っていいところをアピールしたいです。KOで勝ちます。

■鈴木哲也vsプラウェート・シンワンチャー(タイ)
※プラウェート戦績:54戦48勝(27KO)4敗2分/WBC世界Sライト級7位
鈴木:六島ジムに移籍して枝川会長にお世話になっているので、勝って恩返しがしたい。最後のチャンス。負けたら引退のつもりでいます。

　会見に同席した六島ジムの枝川会長は「名城はスーパーフライ級とバンタム級の両方で、(世界王者返り咲きの)チャンスを待つ。ここ(4月7日の試合)を勝たんといかんけどな。こいつらコメントがおもろない。いい子ちゃん過ぎるわ。もっとボクシングを盛り上げなアカン。」と3選手の発言に物足りなさを感じたようだが「向井はフライ級、スーパーフライ級、バンタム級の三つとも狙っている。たぶん今、名城より強いで。」と六島ジム期待の向井を紹介すると、移籍してきた鈴木に関しても「元々違うジムやったけど、うちに来てもう二年やし頑張ってもらわなアカン。」と叱咤激励を送った。にわかに活気づいてきたボクシング人気だが「ファンには緊張感のある試合を見せたい。」と気合いが入った。