12年ぶりの頂上を目指す

　4月8日にWBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳)に挑戦するマルコム・ツニャカオ(真正)が8日、兵庫県三木市内のゴルフ場での走りこみキャンプを無事に打ち上げた。

　12年ぶりの王座奪還を目指すツニャカオが、今週はじめからスタートした兵庫県三木市内にあるゴルフ場での走りこみキャンプには、ジムメートの長谷川穂積、小澤怜、磯野鉱輔が参加した。

　順調な仕上がりを見せるマルコムは「12月の試合の後、フィリピンに一時帰国したが、そこでも毎日走り込みをしてたからね。体は順調に仕上がっているよ!長谷川もサポートしてくれるし、ジムメートには感謝している。」と笑顔をみせた。

　今回のキャンプに同行した長谷川は「今回はマルコムの付き添いという形で自分のことも考えつつマルコムに付いて走りました。」と仲間の王者奪還に力強くサポートを誓った。

　4月の試合に向けて本格的に始動したマルコムは「必ず王者に返り咲く、まだ時間はあるが、自分を信じて頑張るだけだ。」と気合いを入れた。
　フィリピンの古豪による世界王座奪還への長い道のりは、ようやく最終章を迎えた。