粟生VSラリオス戦調印式

　12日に後楽園ホールで開催されるWBC世界フェザー級タイトルマッチ「王者オスカー・ラリオス(メキシコ)VS挑戦者・粟生隆寛(帝拳)」の調印式が10日、都内で執り行われた。ラリオス・粟生両者は5ヶ月振りの再戦に向けて調整は順調に進んだ模様で、落ち着いた表情で調印式会場に姿を表した。

　調印式も無事終り、王者・ラリオスと挑戦者・粟生が12日の決戦に向けてそれぞれ意気込みを語った。
　ラリオスは「いつものように調整し日本に来た。時差の調整と日本の気候に慣れる為に早めの来日にした。日本で戦えて光栄だ」とコメント。試合について尋ねられると「粟生は相変わらず良いボクサー。試合展開は粟生がどう出てくるかで変わるだろう。決着は判定になるかKOになるかは分からない。勝つ事にこだわって来た。勝つ事が一番大事だ」と勝利に向けて意欲を覗かせた。
　一方、粟生は「良い練習が出来た。調子も良い。よりベルトへの想いが強くなった。ラリオスに借りを返したい」とコメント。試合に向けて意気込みについては「勝つ事しか考えていない。倒すつもりで練習して来た。それを実行するだけです」と打倒ラリオスの決意を語った。また“KOを期待して言いか?”との質問に粟生は「はい!!」と力強く答える場面も。

　果たして、粟生は前回の屈辱をラリオスに返し、世界王座をその腰に巻く事が出来るのか。ラリオスが再び日本人キラーの実力を発揮し、粟生を返り討ちとするのか?WBC世界フェザー級タイトルマッチは12日に運命のゴングを迎える!!

■WBC世界フェザー級
タイトルマッチ12回戦
王者オスカー・ラリオス(メキシコ)VS挑戦者・粟生隆寛(帝拳)
■日時:3月12日(木)
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:後楽園ホール TEL.03-5800-9999