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[WSB]2013.1.11

最強の男、いよいよ登場

 AIBA(国際ボクシング協会)の手がける世界最大級のプロボクシング・リーグ戦『WSB』では、今週土曜日のウクライナ・オタマーンズ対ブリティッシュ・ライオンハーツ戦で、五輪ボクシング界の現役ナンバーワンスターであるワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)も電撃参戦をする。ノーヘッドギア、8オンスのプロボクシング式マッチで、最強の男がどんなパフォーマンスを披露するのか。世界の「ロマチェンコ信者」は、待ち遠しくて仕方なさそうだ。
 ワシル・ロマチェンコは、若干24才でありながら、北京五輪の57kg級とロンドン五輪の60kg級で2階級を制覇。その間にも、09年と11年の世界選手権も制し「パウンド・フォー・パウンド」の王として名高い。相手の懐へ潜りこむスピードもさることながら、時折見せるアウトボクシングも世界トップクラス。日本国内でも、特に彼と同じサウスポーの間で「ロマチェンコ信者」が少なくない。「マネをしようとしても、結局、様々な面で追いつけない。だから余計に惹かれるんです」とは“一信者”である全日本ライトウェルター級王者、服部聖志(中大)の分析だ。
 今回はチームメイトのドミトロ・ルベンコが体調不良でドクターストップ。その代打というサプライズの出場だった。会場はウクライナのアッコ国際展示場で、対戦相手はサム・マクスウェル(イギリス)。ルールはノーヘッドギア、8オンス制グローブで3分5ラウンド。10点法で裁かれる。

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