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[試合後会見]2012.12.31

我慢比べ

大晦日に開催されたWBA世界ミニマム級王座決定戦。減量苦を乗り越えてリングに上がった宮崎亮(井岡)と無類のタフネスを誇るタイのターミネーター、 ポンサワン・ポープラムックの戦いは、大方の予想通りに我慢比べとなった。
念願達成
前に前にと単調なペースでプレスを掛けて接近戦に持ち込むポンサワンに対し、足を使ってさばきながら、ジャブで仕掛けるラウンドと左ボディから左フックの組み立てで攻めるラウンドを使い分けて、リズムを変えて我慢比べを制した宮崎亮が、悲願の世界王者に。
ポンサワン
腫れ上がったオデコを気にすることなく会見に応じたポンサワンの一問一答
■今回の判定をどう思いますか?
ポンサワン:全く不公平な判定で納得していない。
■宮崎選手の戦ってからの印象はいかがですか?
ポンサワン:八重樫の方が全然強いと思う。宮崎は全然強くない。
■どのような戦術だったのですか?
ポンサワン:ボディを狙っていたが、ボディを減点取られたのは不満だ。
■判定での負けについては?
ポンサワン:僕からしたら取られたのは11Rだけだ。本当に不公平な判定で納得していない。
宮崎男泣き
悲願の世界王座獲得にリング上で男泣きした宮崎亮の試合後会見。一問一答
■試合が終わり念願のチャンピオンですね。
宮崎:夢やったんで嬉しいけど、しょっぱい試合してすいません。
■念願のベルトですが。
宮崎:まあ今ベルトがここにあるのはホンマに嬉しいです。
■ミニマム級での試合を12Rこなしたことで自信になりましたか?
宮崎:なりますね。このまま防衛をして行きたいです。
今日はミニマム級でのテストの試合だったので、今度こそはしっかり勝ちに行きます。
■何度くらい防衛したいですか?
宮崎:15回(笑)
■お母さんに対してはいかがですか?
宮崎:ホンマにありがとうですね。心配かけたと思うんで今度はしっかり勝ちたいと思います。
角田信朗氏
試合の入場曲「よっしゃあ漢唄」と国歌独唱で、宮崎を応援した角田信朗氏は「ホッとしている。宮崎選手が世界チャンピオンになるのを、少しは背中を押せたかもしれません。本当に光栄です」と大役を終え、安堵の表情を見せた。

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