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フライ級の世界王座統一戦、WBA王者エルナン・マルケス(メキシコ)対WBO王者ブライアン・ビロリア(米)と、ライトフライ級のWBAタイトルマッチ、王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)対ファン・フランシスコ・エストラダ(メキシコ)の2試合が17日(日本時間18日)、米国ロサンゼルスのスポーツ・アリーナで行われた。
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WBA&WBO世界フライ級王座統一戦
○ブライアン・ビロリア(米)
10回1分1秒TKO
●エルナン・マルケス(メキシコ)
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
○ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
12回判定(3対0)
●ファン・フランシスコ・エストラダ(メキシコ)
○ブライアン・ビロリア(米)
10回1分1秒TKO
●エルナン・マルケス(メキシコ)
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
○ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
12回判定(3対0)
●ファン・フランシスコ・エストラダ(メキシコ)
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王者同士の対決にふさわしいスリリングな打撃戦が展開された。先手を取ったのはWBO王者だった。初回終盤、ビロリアが右をヒットして先制のダウンを奪ったのだ。これで主導権を掌握したビロリアは前半戦を支配。しかし5回、サウスポーのマルケスが反撃に出ると戦況は一気に逆転、ビロリアが守勢に回ることになった。ところが、ここでビロリアが応戦し、左右のコンビネーションを浴びせてWBA王者から2度目のダウンを奪う。スリリングな攻防に場内は湧き返ったが、全体的なペースとポイントはビロリアが握っていた。
ビロリアが勝利の雄叫び
その後も両者はスリリングな打撃戦を展開したが、勝負は10回で決することに。この回、得意の左フックでダウンを奪ったビロリアが再開後にマルケスを追い立てると、ここでWBA王者陣営がレフェリーにストップを要請、激闘に終止符が打たれた。
3度目の防衛に成功し2団体の統一王者になったビロリアは31歳。戦績は37戦32勝(19KO)3敗2無効試合。3度目の防衛に失敗した24歳のマルケスは37戦34勝(25KO)3敗。
3度目の防衛に成功し2団体の統一王者になったビロリアは31歳。戦績は37戦32勝(19KO)3敗2無効試合。3度目の防衛に失敗した24歳のマルケスは37戦34勝(25KO)3敗。
ゴンサレス(左)vsエストラダ(右)
ゴンサレス対エストラダは王者の圧勝が予想されたが、22歳の挑戦者が大健闘した。3回まではゴンサレスが順調にポイントを重ねたが、4回あたりからエストラダが反撃を開始。両者はその都度激しいブローの応酬を繰り返し、会場を湧かせた。エストラダの善戦が光った一戦だが、折々で正確で強いパンチを打ち込んでいたのはゴンサレスだった。採点は二者が116対112、もうひとりも118対110でゴンサレスの勝利を支持していた。
ローマン・ゴンサレス
5度目の防衛に成功した25歳のゴンサレスは34戦全勝(28KO)。
来年はこの日のメインで2団体統一王者になったブライアン・ビロリア(比)に挑戦を狙う。エストラダは23戦21勝(18KO)2敗。
来年はこの日のメインで2団体統一王者になったブライアン・ビロリア(比)に挑戦を狙う。エストラダは23戦21勝(18KO)2敗。