山口vsロドリゲスに注目!!

　今年7月、山口直子はWBA女子世界スーパーフライ級王者・天海ツナミ(アルファ)との"日本女子最強決定戦"を制し、2度目の世界挑戦でタイトルをその腰に巻いた。
　これまで山口は一撃必倒のボクシングで白星を積み重ねてきたが、ツナミ戦ではコンパクトな連打から強打につなぐ"パンチの強弱"を身に付け、新たなスタイルで世界最高峰に君臨した。
　王座戴冠から約4ヶ月、"鬼門"の初防衛戦に臨むが、世界王者として一回り逞しくなった"豪腕娘"に死角は見当たらない!!

　一方、挑戦者ロドリゲスは今年5月、アルゼンチンで行われたWBA女子世界同級暫定王座決定戦で敗退しているが、復帰戦が正規王者・山口への挑戦となった"強運"の持ち主である。
　ロドリゲスは9戦6勝(4KO)3敗とキャリアでは山口の半分であるが、4KOはすべて早いラウンドで対戦相手を粉砕しており、"メキシコの豪腕"と恐れられる右構えのタフファイター。