WBAのB級暫定決定戦

×ロベルト・バスケス(パナマ)
　12回引き分け(1-0)
×ジョン・マーク・アポリナリオ(比)

　スーパー王者にアンセルモ・モレノ(パナマ)、休養王者に亀田興毅(亀田)、その亀田と12月4日に統一戦を行う暫定王者のウーゴ・ルイス(メキシコ)――すでに同じ団体の同一階級に3人の世界王者がいるにもかかわらず、先行して行われた暫定王座の決定戦。2位のバスケスはライトフライ級とフライ級(暫定)の2階級制覇王者だが、バンタム級での実績は皆無。3位のアポリナリオに至ってはなぜ世界上位に入ってきたのか説明がつかないローカル・ボクサーだ。
　経験で勝るサウスポーのバスケス有利とみられた試合だが、最後まで差をつけることができないまま試合は終わった。採点はひとりが115対113でバスケスを支持したが、残る二者は114対114のイーブンとつけた。
　3階級制覇を阻止されたバスケスは38戦32勝(22KO)5敗1分。22歳のアポリナリオは21戦17勝(4KO)2敗2分。