背水の陣

　19日、大晦日に三度目の世界挑戦をすることを河野公平(ワタナベ)が発表した。『The best of best』のボクシング祭りに「背水の陣で挑む」と静かな闘志を見せた。
　今回挑戦するWBA世界スーパーフライ級王者・テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)は、昨年、亀田大毅(亀田)を判定で下すと今年4月には王座統一戦で清水智信(金子)を9回TKOで倒し、9月には名城信男(六島)を相手に判定勝ちを収めている。

　今回の合同会見の最後に紹介された河野は「ボクシング人生のすべてを懸けて、必ずチャンピオンになります。」と固い決意を口にした。囲み会見では「チャンピオンは、左右どちらもパンチが強いが、試合は噛み合うと思う。」と印象を話すと「ガンガン前に出るだけではなく、左ジャブを使って距離を取ることも考えている。」と集大成で挑むことを明かした。