カーンがローチと決別

　15日、カーンが自身のツイッターで明かしたもので、今後は新たなトレーナーと組んで王座奪還を目指すとしている。カーンは08年9月にブレイディス・プレスコット(コロンビア)に初回KO負けを喫した直後にローチ・トレーナーに師事。その後、世界戦で6連勝を収めるなど顕著な実績を残した。しかし、昨年12月にレイモント・ピーターソン(米)に僅差の判定負けを喫して王座から陥落。今年7月にはダニー・ガルシア(米)にも4回TKO負けを喫した。
　ローチ・トレーナーはカーンのほかにもマニー・パッキャオ(比)やフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)、バーネス・マーティロスヤン(アルメニア/米)など世界のトップ選手ら10人以上を指導する超売れっ子指導者。カーンはパッキャオのトレーニング・キャンプに同行するなどして指導を仰いだこともあり、そうした指導体制にも不満があったといわれている。
　再起戦のスケジュールは未定だが、10月から新チームで指導する予定という。