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[試合後会見]2012.9.17

再戦する必要がある

 ミドル級頂上決戦に相応しい戦いとなったWBC世界ミドル級タイトルマッチ、フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)対セルヒオ・マルチネス(亜)の12回戦が15日(日本時間16日)、米国ネバダ州ラスベガスのトーマス&マックセンターで行われ、試合後会見が行われた。
 11回まで戦いを有利に進めていたマルチネスは、最終ラウンドでチャベス・ジュニアに左右のフックでダウンを奪われ、あわやの大逆転KO目前まで追い込まれた。なんとか残りの時間をマルチネスが持ちこたえ、みごと判定でWBCミドル級王者に返り咲いた。
 ボクシング史に残る最高の最終ラウンドとの呼び声も高い頂上決戦を戦った両者が試合後会見に臨んだ。
チャベス・ジュニア「誰よりもマルチネスを痛めつけることが出来た。あと20秒あれば終わらせることが出来ただろう。再戦をする必要があると思う」と早くもリベンジに燃えている様子で話した。
 一方、正規王者に返り咲いたマルチネスは「チャベス・ジュニアは思っていたより、だいぶ強い相手だった。ハートの強さも感じたし、もし彼が再戦を望むならもう一回やろう」と再戦に応じる構えだ。しかし、激戦の代償として左手の骨折と右膝靭帯が損傷していたという。
 この一戦をプロモートしたトップランク社の代表ボブ・アラム氏はアメリカンフットボールチーム“ダラス・カウボーイズ”のオーナーから試合直後に電話が入り、再戦の開催地として米国テキサス州アーリントンにあるカウボーイズ・スタジアムが立候補したことを明らかにした。「この会場で再戦すれば10万人は集まるだろう」と来年にも再戦を行いたい様子。

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