両者、減量疲れか!?

　29日、大阪市内にある多根総合病院にて、9月1日に開催されるWBA世界スーパーフライ級タイトル戦の予備検診が行われ王者・テーパリット・コーキャットジム(タイ)と挑戦者の名城信男(六島)が初顔合わせをした。

　この日が初顔合わせとなった二人。挑戦者の名城について「特に印象はないが、減量がきつそうに見えた。」と静かに感想を語ったテーパリットは来日以来、母国タイから持参したという、タイのおかゆを食べて調整しているという。この日は、昨日行われた公開練習の時に比べ表情は硬く、世界防衛のカウントダウンが始まったことを物語っていた。

　王者テーパリットの第一印象を「(VTRの)映像で見るより小さく見えた。子供のようなかわいい顔をしている。」と笑顔で話した名城だが「減量がきつくて、緊張する間もない。いっぱい、いっぱいです。」と100点満点の調整ではない様子。それでも、5センチほどのリーチ差による不利に関しては「問題ない。」と自信を見せた。

■予備検診結果
■王者・テーパリット・コーキャットジム
・身長:160.5cm
・リーチ:170.0cm
・血圧:118/74mm/Hg
・脈拍:44/min
・体温:36.2℃

■挑戦者・名城信男
・身長:162.6cm
・リーチ:165.2cm
・血圧:102/70mm/Hg
・脈拍:54/min
・体温:36.2℃