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[凱旋会見]2012.8.16

笑顔のメダリスト

 15日、日本中を興奮させたロンドン五輪ボクシング競技44年ぶりの銅メダリスト・バンタム級日本代表の清水聡(自衛隊体育学校)と48年ぶり日本人ボクシング競技出場者二人目の金メダリスト村田諒太(東洋大学職員)がそろって凱旋会見を開いた。
清水聡選手
■昨日の帰国から一夜明けて現在の心境をお聞かせください。
清水: 2回戦で、ポイント負けを宣告されましたが、判定が覆って銅メダルを獲得することができました。ロンドンでは日本の放送を観ていなかったので、どれだけ盛り上がっているのか、分からなかったんですけど、いざ帰国して盛り上がっているなと感じました。
村田: ロンドンから帰ってきまして、昨日、夕食を食べに出たら、外に出づらいくらい握手とか求められて正直、まだ戸惑っています。
■歴史的なメダル獲得劇でしたが、改めて五輪で結果を出せた要因というのは何だったのでしょうか?
清水: 山あり谷ありのなか、本当にたくさんの人たちに支えられたことが大きかったと思います。
村田: サポートしている人や、プロ(選手と)のスパーリングもありまして、いい状況で試合に臨んだことがよかったと思います。
■帰国した今、やりたいことはありますか?
清水: 実家に帰ってゆっくりしたいですね。地元でお世話になった方々にメダルを見せたいです。あとは焼き肉を食べたい(笑)。
村田: まだ子供に会えていないので、早くだっこしてあげたいというのと、恩師である武元先生の墓前に、メダルを見せに行きたいと思います。
■大会中は同部屋で仲良くされていると聞きましたが、今後はお二人で何かしていくというご予定はありますか?
清水: ……。
村田: デートに誘われたらこっちがお断りしたいと思います(笑)
■競技生活を含めて、今後について進展とかまとまったものはございますでしょうか?
清水: 今はしっかり休んで、またあとで考えたいと思います
村田: 今は休みたいですけど、恩返しをしたいと思います。
村田諒太選手
■長い大会の中で一番支えた気持ちはどんなものでしょうか?
清水: 初戦に勝ったのが大きいです。3ラウンドに逆転とかで勝つ積み重ねで、減量との戦いに報われたと思います。あとは、試合に終わったあとに焼き肉を考えていました(笑)。
村田: メダルの獲得は夢ではなく、「目標」として掲げていましたので、それができてうれしいのと、清水君との焼き肉が楽しみです。
■アマチュアボクシングがこれで注目されたと思いますけど、どういった影響を与えたとご自身では思っているでしょうか?
清水: 小さい子供たちなどがボクシングを始めるためにちびっこボクシングに顔をだすなどをやっていきたいと思います 後進の育成などを村田と一緒にやっていけたらいいですね。
村田: もし、僕らが影響を与えたのであればうれしいです。今までこの競技に光が当たっていなかったっていうのは、オリンピックのメダルがなかったからだと思います。これがゴールではなく、スタートだと思いますので、この競技の発展に少しでも力になれるのであれば、ぜひ協力させて頂きたいと思います。
■村田選手は世界選手権で銀メダルを獲得されて、ほかの選手にマークされていたと思いますが、自信はありましたか?
村田: 不安でいっぱいでしたし、研究されているのも分かったので、厳しい試合ばっかりでした。ただ、幸いにも僕は不器用なタイプで、自分のスタイルを貫くしかなかったので、自分を信じたことが、結果につながったのではないかと思います。
■武元先生には、どんな言葉をかけますか?
村田: “先生、やりましたよ”というのと……なんて声をかけていいのか、思い浮かばないんですけど、多分、“やったじゃねえかよ”っていってくれることを想像しています。
■ロンドンでは、互いの戦いぶりをどのように刺激を受けていらっしゃったのかでしょうか?また、互いの性格をどういうふうに感じているのでしょうか。
清水: 僕と村田は、ボクシングスタイルがぜんぜん違うので、どうこう言えるわけじゃないですけど、村田は外国人選手に負けないパワーを持っていますし、相手選手を分析する力もすごいので、見習うところは多いと思います。
村田: 同じ部屋にいて、清水のポジティブな性格というか、一見、あっけらかんとしているのに、なんか黙ったなと思ったら、相手の試合をビデオでいきなり研究し始めていたり、あれ、こんなところもあるのかなと思ったりしていたんですけど、僕たち2人の長所として3ラウンド目に強いとこやと思うんで、そこは色んな意味でいい風邪が我々に吹いたと思って、彼と同じ部屋でよかったなと思います。
■プロとの交流にはどんな成果がありましたか?
山根明・日本連盟会長: 一昨年、私の就任パーティに大橋秀行会長が出席し、プロとアマの交流は始まりました。まだ、交流で強くなったということはないと思いますが、プロ・アマ強化できるとこは協力して行きましょうということは約束しました。そのなかで、本博国監督から「帝拳ジムでスパーリングを4回ほど入れたいんですけど」という話がありますので、プロジムでスパーリングをするには、強化につながるんじゃないかと。記事で書かれているほど、プロのおかげで強くなったという長い関係ではありません。これからも、お互いに強い選手を出すことを望んでおります。
清水: 今回、直前の合宿で帝拳にスパーリングに行かせてもらったんですけど、いつも元世界チャンピオンの下田昭文選手とスパーリングをさせてもらって、海外の選手は日本人よりパワーがあるんですけど、帝拳の下田選手もパワーがあるので、いい練習をできました。今後もプロとアマで刺激しあって互いの発展につなげられるのならいいことだと思います。
村田: 我々、アマチュアは、トーナメントで色々な選手と戦っていかなければなりませんので、アマの選手とばかりスパーリングをするよりも、プロともスパーリングをしたほうが、幅が広がるというか、いいリハーサルになりました。競技人口の多い競技ではありませんので、そのなかで協力し合っていければなと思います。
■職場のほうにはいつごろ復帰されるんですか?
清水: 仕事には取材やあいさつ回りがおわったら戻ります。まだいつ戻るかは分からないです。
村田: 職場には21日から顔を出すことにはなっていましたが、こういう状況なので何とか変えられないかなと思っております。
■複数のジムから声がかかっていて、中には契約金が1億円というのもあります。
村田: 自分に対して直接聞いた話ではないんで、何とも言えないんですが、注目して頂けるというのは選手として大変光栄に思います。プロの転向は今のところ考えていません。ただ、ロンドンオリンピックが終わってから、見えてくるものがかわってきましたので、やるべきことが終わってから、すべてのことを考えたいと思いますが、僕のすべきことだというのはまず、支えてきた人たちにどういったお返しができるのか。それを考えていくことから始めたいと思います。
 

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