アイデンは減量順調

　WBCは原則として世界戦の1カ月前と1週間前の経過計量を数年前から実施している。選手の体調管理とイベントの保護などが目的とされる。今年に入ってからだけでもエリック・モラレス(メキシコ)、ブランドン・リオス(米)、そしてエイドリアン・ブローナー(米)が戦わずして世界戦の権利をふいにしており、いまやトップ選手の体重管理は業界の信用問題にまでなっている。
　そんななかで行われたアイデンの1週間前計量だが、ウェルター級リミット147ポンド(約66.6キロ)を2ポンド(約900グラム)超過するに留まった。それだけにアイデンは「試合が待ち遠しいよ。ゲレロの顎を折ってやるよ」と威勢がいい。
　しかし、賭け率は4対1でゲレロ有利と出ており、アイデンの勝利には3倍の配当がついている。