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7月14日(日本時間15日)米国ネバダ州ラスベガス、マンダレイベイ・イベンツセンターで行われたWBA・WBC世界スーパーライト級王座統一戦、アミール・カーン(英)対ダニー・ガルシア(米)の試合後会見が行われた。
フレディ・ローチ氏
有利と見られていたカーンの発言が注目されたが、試合後にMRI検査を受けるために病院へ直行し会見は欠席となった。代理で壇上に上がったカーンのトレーナーのフレディ・ローチ氏は「ボクシングでは何が起こるかわからないという典型的な試合だった。序盤にカーンは飛ばして攻めていたので、もっと安全にジャブを使って戦うように言ったんだが、自分の気持ちを抑えられなかったのだろう。最初のダウンをもらったパンチから試合を止められるまで回復をしなかったよ。再戦に応じてくれるのなら(カーンの母国イギリス)で再戦したい」と落ち込んだ様子で語った。
ダニー・ガルシア
大番狂わせを演じたガルシアは「まずは、ハイレベルでの戦いでも自分はやっていける自信はあったのでそれを披露する場を与えてくれたカーンに感謝したい。カーンは素晴らしい選手だが、自分はリングで死ぬつもりで臨んだ。フレディ・ローチが僕はスロースターターだと言っていたので、試合開始から倒しにくると予想していが、徐々にカーンのパンチが見えてきたので僕のカウンターが当たり始めて倒せたんだと思う」と話すと、記者から再戦に応じるのか?と聞かれ「カーンは僕にチャンスをくれたので再戦に応じたいが、決めるのはプロモーターやチームなので・・・」と言ったところで父のアンヘル・ガルシアが割って入り「再戦になんかしない!ダニーを噛ませ犬扱いしておいて何が再戦だ。俺たちにとってカーンはもう過去なんだ。これから先にもっと大きな壁を越えないといけない。過去に戻ってられるか!」と息子より言動が注目された父のビッグマウスで会見を締めくくった。