マセブラは顎を骨折

　7日(日本時間8日)、米国カリフォルニア州カーソンのホームデポ・センターでWBO王者のノニト・ドネア(比/米)に判定負け、IBF世界スーパーバンタム級王座を失ったジェフリー・マセブラ(南ア)が、試合で顎を骨折していたことが判明した。

　ドネア戦後、マセブラは顎の異常を訴えたが、カリフォルニア州のコミッション・ドクターは「歯を傷めたことからくる痛みだろう」と診断。しかし、南アフリカに帰国後も顎の痛みが引かないためマセブラは再度の診察を受けた。その結果、顎を骨折していることが分かった。
　どの時点で顎が折れたのかは不明だが、左フックでダウンを喫した4回か、右ストレートで大きなダメージを受けて口内から出血した11回のどちらかではないかと思われる。ベスト・パフォーマンスからはほど遠い内容だったドネアだが、思わぬかたちでパンチの破壊力を印象づけることとなった。