ツナミの同門が世界挑戦!

　3日に行われたWBA女子世界スーパーフライ級王者・天海ツナミ(アルファ)の公開練習前、山木会長がツナミの同門で東洋太平洋スーパーバンタム級1位・東郷理代の世界挑戦を発表した!

　東郷は先月25日に試合を行ったばかりだが、試合直後にオファーが飛び込み、7月14日(日本時間15日)、敵地メキシコで1階級下のWBA女子世界バンタム級王者ジョネス・ペレス(メキシコ)へ挑むことが3日に正式決定した。

　王者ペレスは22歳と若く、戦績17戦15勝(4KO)2敗の右ボクサーファイター。昨年7月に空位の同王座を獲得し、今回が2度目の防衛戦となる。
　対する東郷は6戦5勝1分。5勝は全てKOの右パワーファイター。普段はトラック運転手をしており、男でも根を吐く荷物の積み下ろしで体を鍛えてきた。

　日本では考えられない日程での挑戦だが、本人は突然舞い込んだビッグチャンスに「まずは東洋と考えていたので世界は全く想像していなかった。期待半分不安半分だが、ラッキーと思って開き直る。今はもうやるしかない!」とコメント。
　幸い一週間前の試合のダメージもほとんどなく、昨日は世界戦に向け、富士山5合目での走り込みを敢行するなど気合もバッチリだ。

　また、「東郷のパンチは石の様。(敵地だけに)判定はまずいが当たれば倒れる」と語る山木会長は、これを機に女子ボクシングが盛んな世界メジャーのリングにツナミと東郷を立たせる意向を明かした。
　今後の日程は、7日に東郷が単独でメキシコへ出発し、9日開催のツナミの世界戦2日後、山木会長がツナミとともに東郷の待つメキシコに乗り込む。