どうなる?カネロ次戦

　もともとアルバレスはジェームス・カークランド(米)と対戦する予定だったが、このWBCの指名挑戦者が肩の故障を理由に辞退。 すぐに元2階級制覇王者ポール・ウィリアムス(米)の挑戦が内定したが、不幸にもオートバイ事故で重傷を負ったため出場不可になってしまった。そこで試合を控えたオルティスに白羽の矢が立ったわけだが、まさかの敗北。しかも顎を傷めた可能性が高いため出場どころではなくなった。勝ったロペスはスーパーライト級がベスト体重だけに、アルバレスとの対戦は厳しいとみられている。
　9月15日には同じラスベガスでトップランク(TR)社主催の世界ミドル級タイトルマッチ、フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)対セルヒオ・マルチネス(亜)が予定されており、アルバレスの防衛戦そのものが延期される可能性が高いが、ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)は、まだ相手選びを含めて調整中としている。
　いまのところアルバレスの挑戦者候補としては、元ウェルター王者のカルロス・キンタナ(プエルトリコ)やWBA世界スーパーウェルター級王者オースチン・トラウト(米)らが有力視されている。その一方、GBPとライバル関係にあるTR社傘下のエリスランディ・ララ(キューバ/米)も挑戦に意欲をみせている。
　肩の故障を理由に報酬アップを狙ったといわれるカークランドを含め、この4人のなかから対戦者が選ばれることは間違いないとみられている。