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9日(日本時間10日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われたマニー・パッキャオ(比)対ティモシー・ブラッドリー(米)のWBO世界ウェルター級タイトルマッチの前座にはホルヘ・アルセ(メキシコ)が登場。WBO世界バンタム級王者のアルセはフェザー級の体重でノンタイトル10回戦に臨んだ。
ダウンするロハス
WBO世界バンタム級13位のヘスス・ロハス(プエルトリコ)と対戦したアルセは初回、早々に左フックでダウンを奪って優位に立った。決着は早いかと思われたが、ここから体格で勝るロハスが抵抗。ワンツーや左フックで5階級制覇王者を脅かしたのだ。
左:アルセ 右:ロハス
アクシデントは2回開始直後に起こった。突進したロハスの頭がアルセの顎に当たり、同時に左がローブローとなってアルセの股間を叩いたのだ。次の瞬間、苦痛に顔を歪めて横を向くアルセの左耳付近にロハス左フックが命中。アルセは耳から後頭部付近をカバーしながらキャンバスに座り込んでしまった。
アルセは起き上がれず
アルセのダメージは深刻で、試合を続けることができず無判定試合になってしまった。
消化不良のままリングを降りることになったアルセは69戦60勝(46KO)6敗2分1無判定試合。ロハスは21戦18勝(13KO)2敗1無判定試合。