小関、WBC王者確定!

　今月11日、後楽園ホールで開催されたWBC女子世界アトム級タイトルマッチ「王者ウィンユー・パラドンジム(タイ)VS挑戦者・小関桃(青木)」の一戦は、小関が2回48秒KO勝ちを収め新王者に輝いた。だが試合後、ウィンユー陣営はヘッドバッティングによるダウンではないかとして猛抗議。ビデオ裁定を求めたが、その場での検証の結果は小関のKO勝利が認められたもののバッティングかヒッティングかの判定が困難として後日、WBC本部に試合映像(テレビ局放映用とJBC映像の2種)を送り最終決定を仰ぐとしていた。
　WBCは25日、バッティングの関与も考えられるが、小関の右パンチも有効打と認め、小関の王者裁定を覆す程のものではないと発表した。また、直接再戦のケースにも当たらないと判断。よって、王座初防衛戦は王者・小関陣営に挑戦者の選択権を許可し、2度目の防衛戦については元王者ウィンユーとの再戦を義務付ける形とした。