5/19はボクシングの日.1

　1952年5月19日、故・白井義男氏がダド・マリノを破り、日本人初の世界王者が誕生した日を記念して設立されたボクシングの日では、去年に引き続き、東日本大震災・被災地支援プロジェクトとして「5.19ボクシングの日」ファン感謝イベントが開催された。
　"ボクシングの聖地"後楽園ホールには、歴史的1日を体感しようと日本中から多くのファンが駆けつけた!!

　ファン感謝イベントは、17時30分の開場からサプライズが待っていた。
　ホール北側の特設ブースに、WBC世界スーパーバンタム級名誉王者・西岡利晃(帝拳)、WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)、WBA世界ミニマム級王者・八重樫東(大橋)、WBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳)、WBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)が登場し、サイン&撮影会を催した。
　世界王者と直接ふれあえるチャンスに多くのファンが5選手の前に列を作り、嬉しいひと時となった。

　18時からスタートした第一部のオープニングでは、2012年度チャンピオンカーニバルの三賞と、日本プロボクシング協会特別賞の表彰式が執り行われた。
　特別賞には「ボクシングの日」の主人公である故・白井義男氏と、日本ボクシング界の創成期を影で支えたスタンレー伊藤氏が表彰された。

　続いては、女子ボクサーの特別スパーリングが実施された。
　このスパーリングではWBC女子世界アトム級王者・小関桃(青木)、WBA女子世界スーパーフライ級王者・天海ツナミ(アルファ)、WBC女子世界ミニフライ級王者・藤岡菜穂子(T&H)の三選手がジャッジとして採点を付け、WBC女子世界ライトフライ級王者・富樫直美(ワタナベ)が解説を務め、女子ボクシングの魅力を観客にアピールした。

　そして「ボクシングの日」のメインイベントとも呼べる、世界チャンピオン界による入場式では、総勢32名の現役世界王者・元世界王者の"聖地"降臨に、会場は割れんばかりの大歓声に包まれたのであった。