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WBA世界バンタム級“スーパー王者”アンセルモ・モレノ(パナマ)の通算10度目の防衛戦が21日(日本時間22日)、マレス対モレルとともに米国テキサス州エルパソのドン・ハスキンズ・センターで行われた。挑戦者は昨年8月に亀田興毅(亀田)に善戦したデビッド・デラ・モラ(メキシコ)。
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○アンセルモ・モレノ(パナマ)
9回10秒TKO
●デビッド・デラ・モラ(メキシコ)
9回10秒TKO
●デビッド・デラ・モラ(メキシコ)
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亀田が王座に君臨するWBAのバンタム級。そのスーパー王者に認定されているのがモレノである。この26歳のサウスポーは「幽霊」の異名を持つ技巧派で、スピードとフットワークに卓抜したものを持っている頭脳派として知られている。
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今回の挑戦者は約8カ月前に亀田を苦しめたデラ・モラだったが、モレノはこのメキシカンをまったく問題にしなかった。モレノはスピードとテクニックでデラ・モラをあしらい、2回には右フックでダウンを奪った。6回にはボディブローでダウンを追加。この時点でほぼ勝負を決定づけたといってもいいだろう。8回も挑戦者を圧倒。
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9回になってデラ・モラはコーナーを出てこなかった。8回までの採点も80対70が二者、79対71が一者と一方的だった。
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正王者時代から数えて10度目の防衛に成功したモレノは、35戦33勝(12KO)1敗1分。この試合を最後にスター選手が揃うスーパーバンタム級に転向することになりそうだ。2度目の世界挑戦に失敗したデラ・モラは26戦24勝(17KO)2敗。