コット、自信の弁

　スーパーライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級の3階級制覇を成し遂げているコットは31歳。これまで39戦37勝(30KO)2敗のレコードを残している。一時は叔父のエバンヘリスタ・コット・トレーナーを解雇するなど私的なトラブルもあったが、2年前にエマヌエル・スチュワード・トレーナーと組んで復調。さらに昨秋からはスチュワード氏に代わってキューバ人トレーナーのペドロ・ディアス氏と組み、アントニオ・マルガリート(メキシコ)に雪辱。目下3連続KO勝ちと好調だ。今回の試合に備えてディアス氏が指導するヘビー級のオドラニエル・ソリス(キューバ/米=アテネ五輪金)らとフロリダでキャンプを行い、調整は順調に進んでいるようだ。
　「キャンプではやるべきことを完遂し、いまはどう戦って勝つかということを考えている。メイウェザーを分析することはペドロ(ディアス)の仕事で、私は彼の指示に従って練習するだけだ。いま、自分のピークが来ているような気がする。すべての戦いが挑戦で、私はそのすべてで勝利を収めたいと考えている」
　試合まで3週間を切ったが、賭け率は11対2でメイウェザー有利と出ている。コットの強打が番狂わせを起こすか注目だ。