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WBO世界フェザー級タイトルマッチ、王者オルランド・サリド(メキシコ)対挑戦者で前王者ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)の12回戦は10日(日本時間11日)、プエルトリコの主都サンファンで行われた。11ヵ月前はサリドが8回TKO勝ちを収めているこのカード。サリドが返り討ちにしたのか、それともロペスが雪辱を果たしたのか。
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○オルランド・サリド(メキシコ)
10回32秒TKO
●ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)
10回32秒TKO
●ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)
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昨年4月の初戦は壮絶な打撃戦だったが、5回にダウンを奪ったサリドが8回でストップ勝ちを収めている。立場を入れ替えて行われた今回の再戦も熱戦となった。
ともに攻撃力に自信を持つふたりは初回から強打を交換した。3回になるとサリドの正確なパンチがロペスを襲い優勢を印象づける。
ともに攻撃力に自信を持つふたりは初回から強打を交換した。3回になるとサリドの正確なパンチがロペスを襲い優勢を印象づける。
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5回、試合は一気に盛り上がった。サリドが左右の連打で前王者にダメージを与えて圧倒的優位に立ったが、ラウンド終盤にロペスが右フックのカウンターを決めてダウンを奪ったのだ。ロペスにとって不運だったのは、サリドが立ち上がってすぐにゴングが鳴ったことだろう。
6回、7回も打撃戦は続き、総力戦の様相を呈してくる。どちらに転ぶか分からない展開は8回、9回と続いた。
6回、7回も打撃戦は続き、総力戦の様相を呈してくる。どちらに転ぶか分からない展開は8回、9回と続いた。
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迎えた10回開始早々、サリドの右アッパーがロペスの顎を突き上げ、痛烈なダウンを奪う。なんとかカウント途中で立ち上がったロペスだが、足元が定まらずレフェリーにストップされた。
9回までの採点はひとりが85対85のイーブン、ふたりが86対84でロペス有利だった。
2度目の防衛に成功した31歳のサリドは52戦38勝(26KO)11敗2分1無効試合。返り咲きを阻まれた28歳のロペスは33戦31勝(28KO)2敗。
9回までの採点はひとりが85対85のイーブン、ふたりが86対84でロペス有利だった。
2度目の防衛に成功した31歳のサリドは52戦38勝(26KO)11敗2分1無効試合。返り咲きを阻まれた28歳のロペスは33戦31勝(28KO)2敗。
コンセプション(左)vsガルシア(右)
なお、アンダーカードとして行われたミゲール・ガルシア(米)対バーナベ・コンセプション(比)のNABF&NABO北米フェザー級タイトルマッチでは、ガルシアが7回2分33秒TKO勝ちを収めている。
WBA1位、WBCとWBO2位、IBF8位にランクされる24歳のガルシアは6回、上下にパンチを打ち分けてコンセプションを追い込んだ。続く7回、上下のコンビネーションを決めてダウンを奪う。再開後、ロープに詰めて上下にパンチを散らし、レフェリー・ストップを呼び込んだ。
ガルシアは28戦全勝(24KO)。この日のメインでロペスを返り討ちにしたサリドへの挑戦が期待されている。コンセプションは36戦29勝(15KO)6敗1分。
WBA1位、WBCとWBO2位、IBF8位にランクされる24歳のガルシアは6回、上下にパンチを打ち分けてコンセプションを追い込んだ。続く7回、上下のコンビネーションを決めてダウンを奪う。再開後、ロープに詰めて上下にパンチを散らし、レフェリー・ストップを呼び込んだ。
ガルシアは28戦全勝(24KO)。この日のメインでロペスを返り討ちにしたサリドへの挑戦が期待されている。コンセプションは36戦29勝(15KO)6敗1分。