ダルチニャンがコメント

　4月6日に東京国際フォーラムで行われるプレミアムボクシングVol.15「The REAL」。山中慎介(帝拳)の初防衛戦の相手を務める元2階級制覇王者、ビック・ダルチニャン(豪州)が海外ボクシングサイト“MAX BOXING”で試合に向けたインタビューに答えている。

　アウェーとなる日本で山中選手とタイトルを賭けて戦うことについて聞かれたダルチニャンは、「日本で戦うことは楽しみにしている。日本で戦うことは私の夢でもあったし、私のファンもいっぱいいるからね。現在はベルト奪取に向けてトレーニングをしているよ。初防衛戦の相手として他に楽な相手がいただろうが、私を指名した山中選手をリスペクトしている。日本人選手はみんなウォリアー(戦士)なのでいい戦いになるだろう。過去に私が負けるたびに引退した方がいいと言われてきたが、その後はタイトルを取っている。今度の試合後に山中選手に私が引退した方がいいと思うか聞いてみるといい。必ず王者に返り咲いてみせるから。」
　試合の意気込みに対しては「私はどの選手にとってもキツイ相手であるだろう。山中選手には気の毒に思うよ。なぜなら私も自分の対戦相手にはなりたくないからね。山中選手は今までに味わったことのないような強いパンチを感じることになるだろう。16オンスのグローブを付けたスパーリングでライト級選手を倒したこともあるパンチで、山中選手のアゴやボディの強さを確認したいね。ただ、山中選手も前へ前へ出て倒す選手なので、数ラウンドごとに作戦を変えていく準備は必要だと思っているよ。山中陣営は私の過去の試合を観て研究していると思うが、私が負けた試合を観て研究しても無駄だよ。負けた試合は私が単純ミスを犯したばっかりに負けただけだ。一度犯したミスは二度としないからね。」と自信満々のコメントをした。

■ワールドプレミアムボクシングVol.15「The REAL」
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者・山中慎介(帝拳)VS挑戦者ビック・ダルチニャン(豪州)
■日時:4月6日(金)
■会場:東京国際フォーラム・ホールA
■お問合せ:帝拳ジムTEL.03-3269-6667