アルバレス対モズリー?

　プロモーターのゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)のボス、オスカー・デラ・ホーヤ(米)が自身のツイッターで明かしたところによると、WBC世界スーパーウェルター級王者サウル・アルバレス(メキシコ)対元3階級制覇王者シェーン・モズリー(米)の12回戦が組み込まれる予定という。
　21歳のアルバレスは40戦39勝(29KO)1分。これが4度目の防衛戦となる。対するモズリーは40歳。昨年5月、マニー・パッキャオ(比)の持つWBO世界ウェルター級タイトルに挑んで大敗を喫しており、これがちょうど1年ぶりの再起戦となる。55戦46勝(39KO)7敗1分1無効試合。赤毛のため「カネロ」(シナモン)と呼ばれるアルバレスと、華麗な動きから「シュガー」の異名があるモズリー。どちらが味のある試合を見せるのか?
　なお、GBPでは同じくアンダーカードとしてミドル級のホープ、26戦全勝(18KO)のピーター・クイリン(米)と、元スーパーウェルター級王者ロナルド・ライト(米)のカードも計画している。目下5連続KO中のクイリンに対し、40歳のライトは09年4月以来3年ぶりの実戦となる。57戦51勝(25KO)5敗1分。
　21歳のアルバレス対40歳のモズリー、28歳のクイリン対40歳のライト――新しい時代が到来するのか、それとも時計の針が逆回りするのか。アンダーカードにも要注目だ。