[公開練習]2025.11.18
井上拓真「限界突破」! 那須川天心との決戦へ完全仕上げ!
WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級2位の井上拓真(29=大橋)が18日、横浜市内のジムで公開練習を行った。運命の世界戦まで残り1週間。表情には迷いがなく、静かな闘志がにじんでいた。
井上は11月24日(月・休)、TOYOTA ARENA TOKYOで開催される「Prime Video Boxing 14」で、同級1位の那須川天心(27=帝拳)と空位のWBCバンタム級王座を争う。昨年10月、堤聖也(29=角海老宝石)に敗れて王座を失ってからおよそ1年1ヶ月。再び世界の舞台に立つ。
「ベストコンディションに仕上がった」という言葉を裏付ける動き。体のキレ、集中力、呼吸の整い方。すべてが充実そのものだった。
井上真吾トレーナーは「プロになって初めてというくらい、同じ温度差で取り組めた。これまでは自らリミットをかけていたが、今回は完全にそれを外して最後までやり切っている。ボクシングの幅が広がったのは間違いない。当日が楽しみ」と手応えを語った。
「同じ温度差で取り組めた」井上真吾トレーナー
拓真自身も、「走り込み合宿からスパーリングまで、体調もメンタルもすべてベスト」。そして力強く言い切った。「世界王座返り咲きより、天心選手に初黒星をつける。それが一番のモチベーション。応援してくれる人への恩返しでもある」。その言葉を口にした瞬間、声のトーンが一段高くなり、覚悟の深さが伝わってきた。
大橋秀行会長も「拓真がジムに来て13年。今回、一番勝ちたい気持ちが伝わる。那須川選手は格闘技のキャリアがあるが、拓真にはこれまで強敵と戦ってきた経験がある。スピードには慣れるまで時間がかかるが、中盤から後半にかけて優位に立てる」と、勝利に太鼓判を押した。
公開練習では、多くのメディアの視線が集まる中、シャドーボクシングとミット打ちを1ラウンドずつ披露。張りつめた空気の中、鋭いパンチ音だけが響きわたった。
那須川とコンビを組む粟生隆寛トレーナーは「総合力が高く、上手い。仕上げてきているのが伝わった。覚悟が決まった表情をしていた」と井上の出来を認めつつ、「天心もスピードは想定している。経験にごまかされず、自分のボクシングを貫いて、勝利に導く」と対抗心を燃やした。
井上は最後に、「どんな形で来ても、自分のボクシングを淡々とやる。アンカハス戦以上に楽しんで戦いたい。これまでのスタイルを見せるか、それともサプライズかは、当日のお楽しみに」とニヤリとした。
日本ボクシング界が沸く大一番へ、井上拓真のギアは完全にトップへ。決戦のゴングが鳴る瞬間が、今から待ちきれない!
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