東京五輪代表の森脇唯人が史上4人目のA級プロテスト合格

　A級プロテストに合格した森脇は、「ボクシングを初めたアマチュア時代から駿台学園高校・法政大学・自衛隊体育学校時代と何かあれば自由にワールドスポーツで勝手にに練習させてもらってました。自分自身のアマチュア時代に知り合ったアメリカのトレーナーなどに連絡して、アメリカデビューを模索している時も『行動にマイナスはないし、人生の資産になる。1人でアメリカ行くなんてすごい、可能な限り挑戦した方が良い』と齊田会長は常に応援してくれ、相談にも乗ってくれてました。海外で練習している時も『日本のボクシング界もチャンスあるよ』と気にかけてくれてました」と、ワールドスポーツジムの齊田竜也会長に感謝した。

　その上で、「国内デビューなら、井上岳志先輩も活躍したワールドスポーツと決めていました。6月19日(木)に大田区総合体育館の(WBO)世界ウェルター級タイトルマッチ、佐々木尽(23=八王子中屋)選手の前座で試合ができると聞き、スーパーミドル級でも日本でもやれることはたくさんあると思い、試合をさせていただくことにしました。大橋ジム大橋秀行会長には、大舞台をご用意いただき本当に感謝しております!」と、国内でプロデビュー戦を迎えることを報告した。

　森脇が目指すのは、もちろん世界の頂点、「デビュー戦から相手は韓国チャンピオン・東洋ランカーです! 完勝して2戦目で国内最短の東洋タイトル挑戦目指します! 佐々木尽選手の『世界待ってろよ!』に続き、デッカい僕が楽しい試合を見せて、まずは足立区を! そして、ワールドスポーツ重量級が、世界を盛り上げます!」と、熱い気持ちを語った。

　重量級選手の育成に尽力してきた齊田竜也会長からは、「プロテストのパートナーをつとめた前東洋太平洋ミドル級チャンピオン竹迫司登(33=ワールドS)は復帰戦に向けて、万全の体制です。国体準優勝、全日本選手権3位で、今年3月に卒業した東洋大学ボクシング部主将を務めていた(ミドル級の)黒部竜聖も秋ころデビュー予定です!」と、嬉しい報告があった。