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日本ライト級王座決定戦が3日、東京・後楽園ホールで開催された「第32回DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」で行われ、村上雄大(25=角海老宝石)と仲里周磨(28=オキナワ)が約1年半ぶりに拳を交えた。


タイトルを懸けた2度目の対戦を、ドローで終えた村上は「今回、ドローという結果は残念です」と、開口一番に語った。「前回の沖縄での試合の時の自分に勝てなかったが、前回の時よりは成長した自分を見せられたとは思う。ただ、そこを勝ちという結果に結びつけられなかった」と、あと一歩で乗り越えられなかったを悔やんだ。
内容に関して「序盤はいい感じで、途中採点も聞いて自分のペースで進めていると思った」と手応えを感じていたようで「セコンドから『7ラウンドは休んで、8ラウンドからまた行くように』と言われて前に出た」と語ると「8ラウンドと9ラウンドは取れていると思っていたが、10ラウンドが取れなくて、結果ドローになってしまった」と、最終ラウンドの攻防に反省の言葉が口を付いた。
「仲里選手は気持ちも強い選手なので、こちらも負けないように行こうと、心がけた」
今回の結果を踏まえて、「もし再戦があるならぜひやりたい。今度は勝ちます」と、力強く前を向いた。


試合中、偶然のバッティングでカットした傷の治療を終えて、取材に応じた仲里は「前日計量の前に足が攣ってしまい、今日は、いつものような踏み込みを使った攻防は様子を見ながら、やっていたが、様子を見過ぎて動きが固かった」と悔しさを滲ませた。
再戦のリングに関して、「前回の時より(村上が)先にジャブを出してきたことと、相手の前の手の手数の多さに少し戸惑い、やりづらかった」と語ると「効いたパンチはなかったが、途中クリンチを駆使してくる相手に、体力を削がれてしまい、相手のボクシングに付き合ってしまった」と、反省の弁を口にした。
今回ドロー決着に終わったことで、再戦の可能性があるが、再戦の話に及ぶと「(再戦の話があれば)やりますよ」と、気持ちを切り替えているようだった。
