ダブル世界戦調印式

　12日に日本武道館で開催される「ワールド・プレミア・ボクシングTHE REAL」のダブル世界タイトルと東洋タイトルの調印式が10日、都内で行われた。
　会場にはWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(真正)と挑戦者の同級9位・クリスチャン・ファッシオ(ウルグアイ)、WBA世界スーパーフェザー級王者・エドウィン・バレロ(帝拳)、その挑戦者で同級6位・嶋田雄大(ヨネクラ)、そして東洋太平洋スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)と挑戦者で同級4位・阪東ヒーロー(FF)の6名が揃って会場入りした。
　今回で6度目の防衛からか、リラックスした表情の長谷川を始め、各選手とも落ち着いた表情で会見に臨み、それぞれコメントを発表した。

　長谷川「今回は良いトレーニングが出来、最高のコンディション。ファッシオはパンチがあるが、自分のやって来た事を信じ、お客様が喜ぶ試合をする。テーマはKOで勝つ事。自分の全てを見せたい」
　ファッシオ「調整も出来て試合を待つだけ。12Rフルに戦える練習をして来た。ベルトを奪取する試合を見せます」
　バレロ「体調はベスト。嶋田選手は経験豊かで、ビデオを見た限り力強い選手。だがパンチは無いと思う。KOを狙うつもりは無いが最後に私の手が上がるだろう」
　嶋田「永い間待ちに待った時が来た。支えてくれた方、米倉会長、チャンスをくれた本田会長、挑戦を受けてくれたバレロにお礼を言います。日本全国のボクシングファンが感動する試合を見せます」
　内山「後楽園ホールと同じ気持ちで戦います。見ている人達に強いと思ってもらえる試合をします」
　阪東「早く戦いたい。内山選手には悪いが、僕の目標はバレロなんで、バレロにアピールしたい」

　長谷川が6度目の防衛を成功させ、アメリカ進出の野望を叶えるのか!?バレロは嶋田の長年の夢を砕き、WBC同級王者パッキャオとの統一戦実現に弾みをつけるのか!?内山と坂東、バレロの持つタイトルを引き寄せるのは…?
　本物だけが生き残る、まさにリアル! 12日、運命のゴングが鳴り響く!!