[試合後談話]2025.4.8
出田裕一vs豊嶋亮太! KO決着!

日本スーパーウェルター級王者の出田裕一(40=三迫)が8日、後楽園ホールで開催された「FUJI BOXING DIAMOND GLOVE」で、同級1位の豊嶋亮太(29=帝拳)を迎えて4度目の防衛戦に臨んだ。
ベテラン出田と2階級制覇を狙う豊嶋の意地が、真っ向からぶつかり合った!
序盤から、豊嶋が左のダブルのコンビネーションで先制攻撃。前に出てくる出田に対し、ジャブを軸にカウンターの左フックを好打した。4回、豊嶋は出田をロープに詰めて連打で攻勢。勝利への執念を見せた出田だが、豊嶋は攻撃の手を緩めず、パンチをまとめてレフェリーストップに持ち込んだ。
2階級制覇を成し遂げた豊嶋は、「泥臭く勝ってきた出田選手にリスペクトを持って、全力で倒しにいった。距離を取っても巻き込まれるのを(出田選手と対戦した選手)を見てきたので、フィジカル勝負でいこうと思った」とKO劇を振り返り、「今日負けたら終わるくらいの気持ちで戦った。ここで獲れなければ、再スタートはない。後がないのは自分も一緒」と、覚悟を持って挑戦したことを明かした。
新たな階級で圧巻のパフォーマンスを見せた豊嶋は、「ウェルター級と比べて、全然疲れない。動ける体重で自分のフィジカルを活かしてやるのが1番いいと思った」と、スーパーウェルター級での戦いに自信を示した。
一方、4度目の防衛に失敗した「内容は置いて、試合前から気持ちが作れたのは、相手が豊嶋君だったから。やってきたことは通じなかったが、自分としては意味のある試合だった」と気丈に語った。
続けて「豊嶋君と試合がしたいと思っていたので、負けてしまったが、満足感はある。止められてしまったので、やりきれたとは言えないが、試合ができて良かった」と穏やかな表情で答えた。
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