カバジェロの独壇場

12月31日横浜文化体育館で行われたセレスティーノ・カバジェロ対細野悟の試合後の会見の模様―

「判定ほど力の差を感じなかったが相手の巧さにうまくかわされてしまった…」

■細野悟の談話 「カバジェロ選手との身長差はそんなに感じなかったが、最後まで距離感が掴めなかった。練習してきたボディーが全然当たらなかった。12Rがあっという間に過ぎたという感じで疲れは残っていないが…。力の差はそんなに感じなかったが、相手は距離を取りながら強弱をつけて打ってきたが、そのテクニックにうまく対応できなかった。こっちが攻めても相手のクリンチをしてうまくかわされてしまった。判定の差ほど力の差はないと思うが…、結果は受け止めざるを得ない。完全燃焼というわけではないので自分としてはまだガンガンやっていきたい気持ちはあるが、これからのことは会長や関係者と相談して決めたい」と細野のモチベーションは落ちていない。

■カバジェロの談話 「いい試合だったと思う。12R中11Rは、自分が取った。8、9、10Rのどのラウンドかはわからないが、1Rは取られたかもしれない。リーチや身長など自分の体格を生かして有利に試合を進めることができた。細野のパワーは聞いていたほど感じなかった。」

「スタミナも問題なかったし、リラックスして戦えた。日本で戦えたことが光栄だと思うし、自分は戦士なので誰とでも戦う用意がある。」と暗に内山を挑発したのか―。