[試合後会見]2025.3.11
石井武志vs伊佐春輔! 初回から2人の意地が激突!

OPBF東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ、王者の石井武志(25=大橋)対同級3位の伊佐春輔(26=川崎新田)が11日、後楽園ホールで開催された「FUJI BOXING フェニックスバトル 130」のメインイベントで行われた。
自主興行初のメインイベンターを務めた石井のパワーが爆発したのか? それとも、2度目のタイトル挑戦の伊佐がベルトを奪ったのかーー。
ゴングと同時に伊佐が距離を詰めてボディ攻撃。石井は、真っ向から応戦すると左ボディ、左アッパーを好打。3回、伊佐は足を使いながらワンツーで反撃した。4回、プレスをかけた石井は、左ボディから左フックにつなげて攻撃の手を緩めず。4回終了時の公開採点は、39-37×3で石井がリードした。5回、石井は左ボディから右フックを叩きつけてダウンを演出。カウント9で立ち上がった伊佐だが、足元がふらつくと、レフェリーはそのまま10カウントを数え上げた。
試合後、取材に応じた石井は、「自分が追う展開になると思っていたが、距離を詰めてきて気持ちの強さを感じた。ただ、自分としてはそっち(接近戦)の方がやりやすい。初めてのメインイベンターで、メインとして倒して締めくくりたかったので、勝って良かった」と、重圧がかかる一戦をクリアし安どの表情を浮かべた。
会見に同席した大橋秀行会長は、「左フックや左ボディがオープンだった。4回戦時代は、もっとナックルで打っていた。このままでは上に行った時に通用しない。この階級(ミニマム級)はすぐにチャンスが来るが、修正するところは多い」と、期待するがゆえに石井に注文をつけた。
それを横で聞いた石井は「その通りです。これからも練習あるのみです」と、さらなる精進を誓った。
一方、悔しい敗戦となった伊佐は、「最後は何のパンチをもらったか覚えていない。初回に距離を詰めて驚かせてから足を使う作戦だった。ダウンしてカウント9まで待とうと思っていたが、足に効いてしまって、立ち上がることができなかった。ダメージがあったんだと思う」と気丈に答えた。
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